ストッケのトリップトラップを使っていると、毎日の食事タイムでこんなヒヤッとする瞬間はありませんか?
「子供が食事中に立ち上がってしまって、目を離した隙に落ちそう!」
「ハーネスを買いたいけど、純正品は約7,000円…ただのベルトにこの値段?」
「Amazonで1/5の価格の代用品を見つけたけど、本当に命を預けて大丈夫?」
私も長年ベビー用品をレビューしてきましたが、ストッケのアクセサリー類は質が良い分、お値段もなかなかのもの。正直、「安く済ませたい」と思うのは当然です。
今回は、ストッケ純正ハーネスと、Amazonで人気の代用品(ZARPMA、MQWSXCD、DELUXEFOX)を徹底比較します。
スペックの違いだけでなく、「なぜ純正品があんなに高いのか?」「そこにはどんな安心感があるのか?」という、親にとって一番大切な視点を深掘りして解説します。
なぜストッケにはハーネスが必要なの?
トリップトラップは「足がつく」ことで姿勢良く食べられる素晴らしい椅子ですが、その構造上、足場があるため子供が簡単に立ち上がれてしまうというデメリットと表裏一体です。
食事中に立ち上がると、転落による頭部強打などの危険があるだけでなく、落ち着いて食べる習慣が身につきません。そこで必要になるのが、体を固定する「ハーネス」です。
そして、購入するべきは「絶対的な安心感を買う純正品」か、「コスパ重視で工夫して使う代用品」か。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
【純正品】Stokke (ストッケ) ハーネス
まずは基準となる純正品です。価格は高いですが、そこには「価格以上の安心」が設計されています。
【筆者の本音】
正直、7,000円は高いです。でも、実際に触ってみると「ああ、これはただの紐じゃないな」と納得させられる作り込みがあります。
圧倒的なメリット:「安心感」という付加価値
純正品を選ぶ最大の理由は、「食事中にベルトが緩んでいないか?」と常に疑わなくていいという精神的な安定です。
- 専用設計の絶対的なフィット感: 「ベビーセット」にカチッと取り付ける専用スロットを使用するため、後付けの紐で縛るような不安定さが一切ありません。椅子と一体化するため、子供がどんなに暴れてもハーネスの土台がズレることがないのです。
- 「緩まない」信頼性: 安価な代用品でよくある「子供が動くとアジャスターが滑ってベルトが伸びる」という現象が起きにくい素材とバックルを採用しています。「ちゃんと固定されているかな?」といちいち確認するストレスから解放されます。
- 安全基準のクリア: 世界的なベビーブランドとして、厳しい安全基準をクリアした強度を持っています。事故は一瞬で起きます。その一瞬を守るために、数千円の差額を払う価値は十分にあります。
その他の特徴
- 着脱がスムーズ: 2回のクリックで装着、クイックリリースボタンで解除。毎食のことなので、この「秒で終わる」感覚は重要です。
- 素材の質感: 100%ポリプロピレン製で、肌触りが良く、汚れても洗濯可能です。
デメリット
- 価格: 約7,000円という強気の価格設定。
- 互換性の制限: ここが超重要です! このハーネスは「2024年4月発売のトリップ トラップ ベビーセット」専用です。
【代用品①】ZARPMA
ここからは代用品の紹介です。まずはAmazonレビュー数が多く、定番の代用品となっているZARPMAです。
特徴
- 価格: 約1,500円。純正の約1/5の価格です。
- 汎用性: ストッケ専用ではなく、一般的なハイチェアやベビーカーにも使える設計。
- 5点・3点切り替え: 肩ベルトを使わない3点式としても使用可能。
実際の口コミと注意点
レビューでは「安くて助かる」「すぐに洗える」という声がある一方、安全性に関わる低評価も見逃せません。
- 「装着しても簡単に立ち上がる」
- 「ベルトが滑って緩くなる」
【筆者の本音】
「ベルトが滑る」という意見は致命的です。元気な赤ちゃんは常に動きます。動くたびにベルトが緩んでしまっては、ただの「飾り」になってしまいます。純正品のような「カチッと決まる安心感」はないため、こまめな長さ調整が苦にならない人向けです。
【代用品②】MQWSXCD
次に、少し価格帯が上の代用品です。「互換性」を強く謳っている商品です。
特徴
- 価格: 約1,800円。
- 洗濯機OK: 食事の後は必ず汚れるので、洗濯機でガシガシ洗えるのは大きなメリット。
- チャイルドプルーフロック: バックル部分に子供が勝手に外せないようなロック機構があります。
実際の口コミと印象
「品質が優れている」という高評価があります。純正に近い「トリップトラップ用」としての使い勝手を意識している製品と言えます。
【筆者の本音】
代用品の中ではバランスが良い印象です。ロック機構があるため、子供が自力で脱出するリスクは減らせます。
しかし、やはり純正のような「ベビーセットへの直接取り付け」ではなく、椅子の背もたれなどにベルトを回して固定するタイプです。見た目のスマートさと、取り付け強度の面では純正に一歩劣ります。
【代用品③】DELUXEFOX
最後に、圧倒的安さのDELUXEFOXです。
特徴
- 価格: 約800円。驚異の3桁プライス。
- 素材: 耐久性のあるナイロン製。
- カラー: 基本の黒など、汚れが目立たない色味。
実際の口コミと注意点
価格に対する満足度は高いですが、やはり「素材の滑りやすさ」に関する指摘があります。
- 「ベルトの素材がツルツルしていて、長さ調節部分が簡単に動くので緩みやすい」
- 「背面でビニール紐で連結させるなど、工夫が必要だった」
【筆者の本音】
約800円は魅力的ですが、ユーザー自身で「紐で連結する」「縫い付ける」などのDIY的工夫をしているケースが見られます。「届いてすぐ、完璧に安全」を求めるものではありません。万が一ベルトが緩んで事故が起きたとき、純正品を使っていれば防げたかもしれない…と後悔したくない方にはおすすめしません。「自分でリスク管理できる人」限定です。
【徹底比較】スペック一覧表
ここで一度、スペックと「安心レベル」を整理しましょう。
| 項目 | 純正 (Stokke) | ZARPMA | MQWSXCD | DELUXEFOX |
| 参考価格 | 約¥7,000 | 約¥1,500 | 約¥1,800 | 約¥800 |
| 安心感 | ◎ (絶大) | △ (緩み注意) | ◯ (ロック付) | △ (緩み注意) |
| 互換性 | ベビーセット専用 | 汎用(紐固定) | 汎用(紐固定) | 汎用(紐固定) |
| 固定力 | 専用スロット装着 | 巻き付け固定 | 巻き付け固定 | 巻き付け固定 |
| 素材感 | ポリプロピレン (上質) | ナイロン | ナイロン | ナイロン (滑りやすい) |
| 緩みにくさ | ◎ (しっかり) | △ (滑る報告あり) | ◯ | △ (滑る報告あり) |
プロが教える「失敗しない選び方」
ここまで比較してきましたが、最終的にどれを選べばいいのでしょうか?私の経験から、ズバリ結論を出します。
「トリップ トラップ ベビーセット (2024年4月以降)」を持っている人
迷わず「純正品」を買ってください。
価格差の5,000円は、「子供の安全」と「親の心の平穏」への投資だと割り切りましょう。
新型ベビーセットには、ハーネスを固定するための専用スロットがあります。ここにカチッとはめるだけで済む純正品の利便性と強度は、代用品では絶対に再現できません。
「ちょっと目を離した隙に…」という事故を防ぐための保険料と考えれば、決して高くはありません。
「旧型のベビーセット」または「本体のみ」の人
代用品(MQWSXCD または ZARPMA)を検討する価値があります。
純正ハーネスは旧型には付かない可能性が高いです。また、旧型用の純正ハーネスは入手困難な場合があります。
その場合、汎用性が高い代用品を選ぶことになりますが、以下の点に注意してください。
- ベルトの緩み対策: ツルツルしたナイロンベルトは、子供が動くと緩みます。安全ピンで長さを固定したり、アジャスター部分を縫い付けたりする工夫ができるなら、代用品で十分コストを抑えられます。
【筆者の本音】
ハーネスは、おしゃれアイテムではなく安全装置です。700円のベルトを使っていて、もし子供が落下して怪我をしたら、「あの時ケチらず純正を買っておけば」と一生後悔することになります。特に「よく動く子」「力が強い子」の場合は、迷わず純正品、またはロック機構のしっかりした製品を選んでください。
よくある質問
- Q純正品が高いので迷っています。代用品でも安全に使えますか?
- A
代用品でも使えますが、「緩みやすさ」のリスク管理が必要です。純正品は「何も考えずに使っても安全」ですが、代用品は「親がこまめに緩みを確認する」必要があります。この手間とリスクをどう捉えるかが判断の分かれ目です。
- Q代用品のベルトがすぐに緩んでしまいます。対策はありますか?
- A
代用品の多くはナイロン製で滑りやすいため、アジャスター(長さ調節金具)がズレやすい傾向があります。
対策としては、一度長さを決めたら余ったベルト部分を折り返して縫い付けるか、「ベルトストッパー(100均などで入手可能)」を追加することで固定力が上がります。
- Q汎用品のハーネスは、トリップトラップ以外の椅子にも使えますか?
- A
はい、今回紹介した代用品3つはすべて「5点式」または「3点式」の汎用タイプです。IKEAのハイチェアや、ベビーカーの交換用ベルトとしても流用可能です。
まとめ:安全への投資と考えよう
毎日の食事のたびに「危ない!」とヒヤヒヤするストレスを考えれば、しっかり固定できる純正ハーネスは、親の心の余裕を買う最高の時短アイテムでもあります。
- 「お金で買える安心」を最優先したい → [純正品]
- コストを抑えつつ、自分で安全確認を徹底できる → [代用品 (MQWSXCD 等)]
お子様の性格も考慮して、最適な一本を選んでくださいね。
もし、この記事が参考になったら、ぜひ一度商品をチェックしてみてください。
最後に、あなたにできること
「うちのベビーセットは新型?旧型?」と迷ったら、ベビーセットの背もたれ部分を確認してみてください。
ハーネスを差し込むための「縦長の穴(スロット)」があれば新型(純正対応)の可能性が高いですよ!まずはそこをチェックしてから検討を始めましょう。

