ストッケのトリップトラップ。本体だけでも結構なお値段がするのに、離乳食を始める頃には「ベビーセット」を追加購入しなければなりません。
そのお値段、純正品だと約1万円。
高い…。というのが正直な感想。しかしベビーセットには格安の互換品(代用品)が存在します。
価格差はなんと約7000円。安すぎて安全性は大丈夫なのか?変な隙間ができないか?
今回は、皆さんの財布と子供の安全を第一に考えて、ストッケ純正ベビーセットと格安互換品を徹底比較します。
はじめに:トリップトラップに「ベビーセット」は本当に必要なのか?
「高い椅子を買ったのに、さらにオプション品が必要なの?」 「タオルやクッションを詰めれば代用できるんじゃない?」
そう思う気持ちわかります。本体だけで数万円飛んでいったら、節約したい気持ちがあります。しかし、結論から言わせていただくと、生後6ヶ月〜1歳半くらいの子には「絶対にあったほうがいい(というか無いと無理)」です。
なぜ「無いと無理」なのか
トリップトラップの座面は、ツルッツルの木の板です。ベビーセットが無い状態で赤ちゃんを座らせると、以下のことが起きます。
- 滑り落ちる: 目を離した一瞬の隙に、ズルッと下へ抜け落ちるリスクがあります。
- 姿勢が崩れる: 体幹がしっかりしていないので、ガードが無いと左右にダラーンと傾き、変な姿勢で離乳食を食べることになります。
- 親が疲れる: 片手で赤ちゃんの背中を支えながら、もう片方の手で離乳食を口に運ぶ…という苦行を強いられます。
「買わなくていい」のはこんな人
逆に、以下のような場合はベビーセットは不要、またはすぐに卒業することになります。
- 子供が既に2歳近い: 自分で椅子によじ登り、安定して座れるなら不要です。
- お座りが完璧で脱出癖がある: 逆に活発すぎて、ガードがあっても立ち上がってしまうような子は、早々にガードを外すことになるかもしれません。
【筆者の本音】
毎食、トリップトラップから抜け出そうとする子供と格闘するくらいなら、課金して「親の心の余裕」を買うべきです。それが純正品か互換品かはさておき、「ガード」という機能自体は必須です。
1万円の純正 vs 3000円の互換品、スペック比較
まずは感情論抜きに、カタログスペックで並べてみましょう。これを冷静に見ることが「安物買いの銭失い」を防ぐ第一歩です。
| 項目 | 純正品 (Stokke) | 互換品 (代用品) |
| 実勢価格 | 約10,000円 | 約3,000円 |
| セット内容 | 背もたれ・ガード・延長グライダー | 背もたれ・ガード・延長グライダー |
| 対象年齢 | 腰座り(6ヶ月頃)〜3歳頃 | 6ヶ月〜3歳頃 (推奨15kgまで) |
| 素材 | ポリプロピレン (BPAフリー等) | ABS樹脂 |
| 適合モデル | 2003年5月以降 (シリアル3〜) | 2003年5月以降 (シリアル3〜) |
| トレイ装着 | 純正トレイと完全適合 | 専用設計だが個体差のリスクあり |
| リセール | 高値で売れる | 値段がつかないことが多い |
【筆者の本音】
正直、表だけ見ると「あれ?中身ほとんど一緒じゃない?」と思いますよね。互換品、スペック上はかなり頑張っています。特に延長グライダー(転倒防止パーツ)まで付けてくるあたり、本家を徹底的に研究しているのが伝わってきます。
純正品(1万円)の魅力
はじめに、純正品です。
なぜプラスチックに1万円も払うのか?
純正品の強みは「安心感」と「資産価値」です。
ピーター・オプスヴィックによるデザインは、本体との一体感が完璧。カチッとハマり、色味も統一され、インテリアとしての美しさを損ないません。
背中のサポートや側面のカーブも、長年の研究に基づいた「赤ちゃんの座りやすさ」が計算されています。
実は「実質価格」はそこまで高くない説
ここがプロとして一番伝えたいポイントです。
ストッケ製品は、フリマアプリ(メルカリなど)でのリセールバリューが異常に高いことで有名です。
- 購入価格:10,000円
- 使用期間:2年
- 売却価格:5,000円〜6,000円(状態による)
もし5,000円で売れれば、実質負担額は5,000円です。
一方、互換品は中古で売ろうとしても「ノーブランド品」扱いになり、数百円でも売れないことがあります。
【筆者の本音】
「使い終わったら捨てる」派なら互換品が得。「使い終わったら売る」派なら、実は純正品を買っても最終的な出費はあまり変わりません。梱包や発送の手間をどう考えるか、ですね。
互換品(3000円)の魅力と落とし穴
つぎに、互換品を見ていきましょう。
互換品のメリット
最大のメリットは言うまでもなく「圧倒的な安さ」です。
本体を買って予算オーバー気味の家庭にとって、3000円で済むのはありがたいです。
素材はABS樹脂。これはおもちゃや家電製品によく使われる硬いプラスチックで、耐久性は十分です。汚れてもサッと拭き取れる衛生的な設計も、純正品と遜色ありません。
互換品のデメリット・注意点
ここで少し毒を吐きますが、互換品はあくまで「似せて作ったもの」です。
以下のリスクは覚悟してください。
- 色の再現度純正のトリップトラップ本体と、微妙に色が合わないことがあります。「ホワイト」と言っても、青みがかった白なのか、クリームっぽい白なのか。純正同士ならピタッと合う色が、互換品だと「あ、ここから別メーカーだな」と分かってしまう可能性があります。
- トレイとの相性もし将来的にテーブル(ストッケ トレイ)を付ける予定があるなら要注意。互換品ベビーセットの上に純正トレイを付けると、微妙な噛み合わせの悪さが発生することがあります。
結論:あなたはどっちを買うべき?
長々と比較してきましたが、迷っているあなたのために結論を出します。
「純正品」を買っておくべき人
- リビングのインテリアにはこだわりがある。色のチグハグさは許せない。
- 「ちゃんと付くかな?」という不安を抱えながら到着を待ちたくない。
- メルカリ等のフリマアプリを使い慣れている。
- 後々、ストッケ純正のトレイやハーネスを追加購入する可能性がある。
「互換品」を買っても幸せになれる人
- とにかく初期費用を抑えたい。今の7000円の差はデカい。
- 実家への帰省用など、たまにしか使わないサブ機用だ。
- 使い終わったら誰かにあげるか、捨てるつもりだ。
- 多少の色味の違いや、取り付けの硬さはDIY精神で乗り切れる。
最後に
ベビー用品は使う期間が短いからこそ、コストパフォーマンスにはシビアになりますよね。
ただ、毎日赤ちゃんが座り、食事をする場所です。
「やっぱり純正にしておけばよかった」と毎日モヤモヤするくらいなら1万円払う価値はありますし、「浮いたお金で美味しい離乳食食材を買う!」と割り切れるなら互換品は最高の選択肢です。
あなたの性格とライフスタイルに合わせて、後悔のない選択をしてください。

